2017年3月13日月曜日

「安井かずみがいた時代」

一人でコーヒーを入れた後、2年前に文庫化された島崎今日子著「安井かずみがいた時代」を一気に読んでしまった。


                      集英社文庫

安井和美

1939年横浜に生まれ、中学高校とフェリス女学院で仏語、絵画を学び、東京芸大絵画課 を受験するが(倍率20倍以上)落ち、文化学院へ入る。
ポップスの訳詞の世界から、作詞の世界へ・・・約4,000曲を作詞
時代のアイコンとして最先端のファッションを身に着け、コシノジュンコ、加賀マリコらと溜池近辺の「キャンティ」を中心にロータスエランをかって24時間仕事と遊びに打ち込む。
[主な作品]
・私の城下町 ・経験 ・古い日記 ・危険な二人 ・よろしく哀愁 ・赤い風船
・不思議なピーチパイ(作曲は夫、加藤和彦)・危ない土曜日 ・大丈夫マイフレンド
1994年3月17日 永眠・・・55年の生涯だった

時代


作者の島崎今日子さんが、たまたま私プーと同年の1954年生まれということもあり、出てくる店名やワードに懐かしさが込み上げました。
1960年代の原宿、ビブロス、ムゲン、AnAn Nonno創刊、ナベプロの時代、イブサンローランの日本上陸、ヤング720、BIGI、高田賢三(コシノジュンコと文化学院同級生)

ZUZUという強烈な個性が同類とともにスパークした後、加藤和彦と結婚の後は夫婦第一主義に転換し、「日本一オシャレな夫婦」と言われた。

読んで初めて知ったのは、加藤はこれだけ愛したZUZUが亡くなった一周忌を前に3度目の結婚をしていたことである。相手は、オペラ歌手の中丸三千繪だが5年ほどで離婚。

加藤和彦は2009年10月16日に軽井沢にて自殺・・・享年62歳



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