2017年5月25日木曜日

クラシック音楽への転げ方(横プーVer)

大変ご無沙汰しております、横プーです。前回、大ベストセラー「蜜蜂と遠雷」に関して記した後、横プーは果たしてどのようにクラッシク音楽と対峙していたか?
実に単純な転げ落ち方をしておりました。

▶読んだ、視た!!

▶売ったそばからまた買った



■読んだ、視た!!

取りあえず、クラシック音楽に過去よりも深く対峙するために、本を読みました。

・西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)


若干アカデミックであるが、18世紀後半から20世紀前半にいたる「クラシック音楽」と呼ばれるものの前史にての中世、ルネッサンス、バロックで何が用意されたか、また今日までのクラシックの変質の過程を俯瞰展望している。
一応読んでみた。
個人的には、
第5章 ロマン派音楽の偉大さと矛盾
第6章 爛熟と崩壊-世紀転換期から第一次世界大戦へ
第7章 20世紀に何が起きたのか
上記、最後の3章がまだ、肌感覚として近かった。
横プー的に言うと、ハンニバルレクターの宗教認識と音楽演奏に対する絶対的厳密さの根底が理解の一助となった。


・辻井伸行 奇跡の音色―恩師との12年間 (文春文庫) 文庫 – 神原 一光 (著)


生まれた時から目の見えない子に、どうやってピアノを教えたらいいのか―
現在では、2018年のサントリーホールで予定されているコンサートチケットも入手困難なほどメジャーとなった辻井伸行氏が6歳の時、辻井の才能に惚れ込んだ川上昌裕氏(ピアニスト、音楽家)が12年間に渡って指導した履歴を中心にNHKディレクターであった神原氏が密度濃く取材した内容がまとめられている。川上氏の膨大な譜読みテープの作成、常識を覆す「心が喜ぶ」レッスンを経て、世界的コンクールで日本人初優勝を成し遂げる師弟の記録が感動的に描かれていた。
川上氏自身のショパンコンクールでの落選が、ベースとしてさっぱりと描かれていたのも好感が持てた。


・ボクたちクラシックつながり―ピアニストが読む音楽マンガ (文春新書) 新書 –青柳 いづみこ (著)

著者はピアニストであり、ドビュッシー研究家であり文筆家である。本書は「のだめカンタービレ」中心に音楽マンガで取り上げられているクラッシックの曲の数々とその適正度、現実性などを意固地になり過ぎず優しい音楽家の目線で解釈した読みやすい本である。
この本をきっかけに、横プーは次々と映像媒体に触れ、ハマっていくことになる。
のだめの他には、
・神童
・森のピアノ 等の情景描写の解釈も多く述べられている。



触発されて、ドラマも映画もネフリで一気見してしまった。
フジも自社有料VODにも載せているが、もっと前にネフリに提供していて方針の欠如がみえる。

・「のだめカンタービレ」フジテレビにて2006年10月~12月、2008年1月特別編

野田 恵(のだ めぐみ):上野樹里
千秋 真一(ちあき しんいち):玉木宏

峰 龍太郎(みね りゅうたろう):瑛太
三木 清良(みき きよら):水川あさみ
奥山 真澄(おくやま ますみ):小出恵介



・フジテレビ得意の映画展開「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」「後編」
フランス、チェコ、スロバキア、オーストリアといった海外での撮影含め、結構お金を使っていた。2009年、2010年公開
野田 恵(のだ めぐみ):上野樹里
千秋 真一(ちあき しんいち):玉木宏

オケを率いてのセンターにピアノを置いた千明のバッハの弾き振りのシーンには横プーも感動してしまった!!



・「ピアノの森」
2007年にアニメーション映画化

主人公カイの声を上戸彩が担当した。








・「神童」

2007年4月公開のクラッシクを主題とした映画である。
監督
萩生田宏治
脚本
向井康介
原作さそうあきら
出演者
成海璃子
松山ケンイチ
貫地谷しほり

*.画像が粗くてすみません・・・



そして、以下のクラッシク関連の映像コンテンツを次々に視ていった横プーであった。
WOWOWで放送されたものを録画して視た。
改めてBS m-peg-2 24slotの画像は、動画配信より映像が落ち着いて圧倒的に美しいことを再認識した。
『戦場のピアニスト』(せんじょうのピアニスト、原題: The Pianist)は、第二次世界大戦におけるワルシャワを舞台としたフランス・ドイツ・ポーランド・イギリスの合作映画。2002年公開。






キャスト

新垣結衣:柏木ユリ 
木村文乃:松山ハルコ 
桐谷健太:塚本哲男 
恒松祐里:仲村ナズナ 
下田翔大:桑原サトル

新垣結衣の演技と長崎五島列島の海、街が美しく描かれた作品。
横プーも感動した!!




■売ったそばからまた買った


3年前くらいに、ディスクユニオンにCDを売却した。その後、部屋の足場もないくらいに
増えたCDを再度ディスクユニオンに買ってもらいました。Bootを除き740枚もあり、自分ながらに消費し続け日本経済に貢献したことを実感した。
そして、次の判りやすい行動として買いに走った横プーである。

Martha Argerich: Complete Recordings On Deutsche Gramophon Box set, Import
Martha Argerich (アーティスト) 形式: CD

現在、最も高い評価のアルゲリッチのBox
48枚セット






Mozart: The Piano Concertos CD, Box set, Import

モーツァルトのピアノコンチェルトのBox
10枚組

桃色だけでは無いことが判る
アマデウス!






別れの曲~ショパン名曲集 

ピアノ奏者ヴラディーミル・アシュケナージによる、ショパンの名曲集
1枚









Karajan, Beethoven: The Symphonies Box set, CD, Import

カラヤンによるベートーヴェン交響曲
6枚セット










パッヘルベルのカノン~バロック名曲集

バロックを聴かずして、その後は語れない・・
1枚









バルトーク:ピアノ作品集 Blu-spec CD

若き日の自信にあふれたハンガリーのコチシュが、自国の作曲家の作品に見せる鋭い感性が眩しいコチシュの名盤。









上記以外にも、ラベル、ドビュッシー、サティ、高橋悠治、内田光子等、基本的にピアノを中心に聴きまくる日々である。
夕方の家飲み時もハイレゾウォークマンをバランス接続で聴く横プーは、同居人が犬の散歩に出ているのでただ一人、エアーギターならぬエアーオケの前でエアータクトを振るようになってしまった。
しかし、高1の時聴いて感動したEmerson,Lake&Palmerの1stの一曲目がバルトークのアレグロ・バルバロ Sz.49 そのままだったことに、この歳して気が付いた。
でも、今まで多くのロック評論でも、そのような具体的な指摘は見たことが無い!。
改めて、プログレ好きは、原点を見つけたほうが良い。

とっ散らかった内容になりましたが、次回またお会いしましょう!!
横プーでした!!!

2017年4月28日金曜日

「蜜蜂と遠雷」

少しご無沙汰しました横プーです。今回は掲題の本の一気読み含め考えることありブログります。

▶読んでしまったきっかけ
▶「蜜蜂と遠雷」
▶動画:辻井伸行氏


■読んでしまったきっかけ

音楽整理と共に漂流を続ける中、宅配レンタルで集中で坂本龍一を聴きあさっていました。坂本氏というとYMOを想起される方も多いと思いますが、もう少し根っこの芸大作曲学部院卒を背景に持ったピアノソロ作品を中心に聴いておりました。
実際、YMOの細野晴臣氏も坂本氏と活動するまで音符が読めなかったと語っております。













坂本氏の作品の多くは彼の才能を大いに感じさせてくれるものでした。
しかし、朝日ホールでのLIVE含め明らかに彼のピアノソロコンサートの録音と作品化に関しては疑問を持ちました。
会場ノイズが酷すぎます・・・中には彼自身が年齢制限を設けず行った渋谷文化村のコンサートでは赤子はむずがって泣くし、思いっきりの咳払い等、作品化の段階でも補正してないのです。演奏内容が良かったが故に残念です。
キースジャレットなら、演奏やめて帰ったと思います。
総じて、彼はピアニストではなくコンポーザーとの認識が横プーの中で明確になりました。
そして、ここからイメージの展開が始まります。
・坂本龍一→グレングールド(坂本が好きで選択した作品も出ている)
・遥か昔の映画「チームバチスタの栄光」(NET動画で見てしまった)の中で、殺されるSEが作業中好んで聞いていたショスタコヴィチ
上記2点にTVや新聞の「蜜蜂と遠雷」の大幅な取り上げ、賛辞・・・
読まずにいられない・・・

■「蜜蜂と遠雷」

作者、恩田 陸が構想12年、取材11年、執筆7年を要した大作である。

俺はまだ、神に愛されているだろうか?
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、
そして音楽を描き切った青春群像小説。
著者渾身、文句なしの最高傑作!

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。
養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。
彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。
第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?
幻冬舎HPより引用
実際のコンクールは浜松で同様に3年に1回開催されている。
横プー的には、クラッシック好きは逆に斜めから読む向きもあろうが、目次にみるポップさが非凡である。
ex.
・ずいずいずっころばし
・「ロッキー」のテーマ
・スター誕生
・恋の手ほどき
・鬼火
・あなたがほしい
・「仁義なき戦い」のテーマ 等
およそ、クラッシックを題材とした小説の目次とは思えない項目が普段クラッシックあるいは音楽から離れていた人も引き込んだと推察する。
実際、内容もジャズやロックを感じさせる部分もある。
感想としては大変よく書かれた小説だと思うし、もう一回読もうと思っている。

しかし、この小説中で演奏される曲のCDを出すというのは、個人的に承服できない。
価格:
¥ 2,160 通常配送無料

「予約商品の価格保証」対象商品。 詳細はこちら。

発売予定日は2017年5月26日です







【収録楽曲】
DISC-1 第1次予選~第3次予選 演奏曲
《第1次》
ショパン:バラード第2番/高島明石
リスト:メフィスト・ワルツ第1番/マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番/風間塵
バラキレフ:イスラメイ/風間塵
ベートーヴェン:ソナタ第26番「告別」第1楽章/栄伝亜夜
《第2次》
ショパン:練習曲 Op.10-5 「黒鍵」/高島明石
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」 より Op. 39-6/マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
リスト:「2つの伝説」より 「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」/風間塵
ラヴェル:ソナチネ 第1楽章/栄伝亜夜
《第3次》
バルトーク:ピアノ・ソナタ 第1楽章/マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
サティ:ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)/風間塵
メンデルスゾーン:無言歌集 第5巻「春の歌」/風間塵
ドビュッシー:喜びの島/栄伝亜夜

DISC-2 ファイナル 演奏曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 Op. 30 第1楽章/キム・スジョン
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 Op. 11 第2楽章/フレデリック・ドゥミ
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 Op. 26 第1楽章/マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 Op. 18 第2楽章/チョ・ハンサン
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 BB 127/Sz. 119 第1楽章/風間塵
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 Op. 16 第4楽章/栄伝亜夜

上記の作品名の後の名前は、全て小説の登場人物である。
小説自体がフィクションは当たり前だが、それに被せてこういった便乗フェイクは、読者から見たらどうなんだろう?
このCDでピアノを弾いているのは別の現実世界のプロの演奏家である。
まーお手軽に買われる方も存在するのだろうが・・・
やたら、コラボだのプロジェクトだの拡大効果だの安易すぎると思う。

横プー自身は、クラッシックにも正面から対峙することとした。
それでは、本物の辻井伸行氏ピアノを聴いてみてください。

■動画:辻井伸行氏



 横プーでした!!

2017年4月18日火曜日

1971年

こんにちは、横浜プーです。前回に引き続き、私が4月から高校に通い始めた1971年を振り返ってみようと思います。高校は、通学に約1.5H掛かる遠方にあり、渋谷、新宿、池袋の3大繁華街を無事に通過せねば帰宅できませんでした。

▶主な出来事
▶1971年の流行歌


■主な出来事


1月


1月 - 世界経済フォーラム設立。総会をスイス・ダボスで開催、以後「ダボス会議」の名で
   呼ばれる
1月24日 - 三島由紀夫の本葬が東京の築地本願寺で行われる。(葬儀委員長は川端康成)
1月24日 - グループ・サウンズ「ザ・タイガース」、日本武道館において解散コンサート
     →その後沢田はPYGに参加するが、実質的なGSの消滅であった。

1月24日 - 横綱・大鵬が初場所千秋楽で32回目(最後)の優勝

2月


2月5日 - アポロ14号が月に着陸
2月8日 - ベトナム戦争: 南ベトナム軍がホーチミン・ルートの遮断を目的としてラオスに
     侵攻。(ラムソン719作戦)
2月17日 - 真岡銃砲店襲撃事件→翌年の浅間山荘事件の発火点となる!
2月22日 - 成田空港問題:第一次代執行開始( - 3月6日)

3月


3月5日 - パキスタン軍が東パキスタンを占領
3月12日 - ハーフィズ・アル=アサド、シリア大統領に就任
3月25日 - 東パキスタンでパキスタン軍による組織的な住民の殺害が始まる
3月26日 - 地下ラジオにより東パキスタンの分離とバングラデシュ建国が宣言される

4月


4月1日 - アメリカでこの日から、テレビ・ラジオでのタバコのCMが全面的に禁止となる
4月2日 - フジテレビ系列で『ゴールデン洋画劇場』放映開始(初代解説者は前田武彦
     →1973年10月から高島忠夫)
4月3日 - 毎日放送(当時はNETテレビ系)が特撮テレビドラマ『仮面ライダー』放映開始
    (『仮面ライダーシリーズ』スタート)
4月16日 - 昭和天皇・香淳皇后、広島原爆慰霊碑に初めて参拝
4月20日 - 営団地下鉄千代田線の綾瀬駅 - 北千住駅間が開業、同時に国鉄常磐緩行線の
     我孫子駅までの相互直通運転を開始

5月


5月1日 - 千葉テレビ放送開局
5月14日 - 第48代横綱・大鵬が引退表明。一代年寄「大鵬」に
5月25日 - 集英社が「non-no」を創刊


6月


6月5日 - 京王プラザホテルが開業(新宿副都心の超高層ビル第1号
6月5日 - 熊本国税局、熊本市の“ネズミ講”第一相互経済研究所を脱税容疑で強制捜査(天
    下一家の会事件
6月17日 - 沖縄返還協定の調印式挙行
6月17日 - 明治公園爆弾事件。37人の機動隊員が重軽傷を負う


7月


7月3日 - 東亜国内航空(当時)のYS-11が函館の横津岳に激突、乗員、乗客68人全員死亡
    (ばんだい号墜落事故)
7月5日 - 第3次佐藤改造内閣発足
7月17日 - 阪神の江夏豊、日本プロ野球のオールスターゲームにて9連続奪三振(江夏のオールスター9連続奪三振)の記録樹立
7月20日 - マクドナルド日本第1号店「銀座店」、三越銀座店脇にオープン
7月30日 - 自衛隊のF-86戦闘機と全日空のボーイング727型機が、岩手県雫石上空で空中
     衝突、旅客機の乗員、乗客162人全員死亡(全日空機雫石衝突事故)
7月31日 - 加賀市沖不審船事件

8月


8月1日 - プリンスホテル設立
8月15日 - ニクソン・ショック(アメリカが金とドルの交換停止)
8月25日 - ウガンダ・タンザニア国境で武力衝突
8月28日 - 円変動相場制移行

9月


9月1日 - サンヨー食品が「サッポロ一番 塩らーめん」を発売
9月16日 - 成田空港問題:第二次代執行が始まる。行政と地元住民・学生が激しい攻防を
     展開、警官3人が死亡(東峰十字路事件)


10月


10月1日 - 第一銀行と日本勧業銀行が合併し、第一勧業銀行発足
10月1日 - アメリカのフロリダ州オーランドにウォルト・ディズニー・ワールド・リゾー
     トが開園
10月3日 - テレビ公開オーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ)放映開始
           番組の公開収録が行われた後楽園ホール

10月4日 - ソニーがUマチックビデオカセットプレーヤー「VP-1000」を発売
10月10日 - NHK総合テレビが全放送のカラー化を開始
10月17日 - 日本シリーズは巨人が阪急を4勝1敗で下し日本シリーズ7連覇(V7)達成
10月21日 - 沖縄協定基準に反対する第1波全国運動が日比谷公園で開催

11月


11月 - 東京都武蔵野市吉祥寺に、アーケード商店街「サンロード」開業。また11月10日
   には吉祥寺初の百貨店、伊勢丹吉祥寺店が開店(2010年3月14日閉店)
11月1日 - 講談社が「テレビマガジン」を創刊
11月10日 - カンボジア:クメール・ルージュがプノンペン市街と空港を攻撃。44人が死
                 亡
11月14日 - 日本の東京・渋谷において発生した暴動事件。当時21歳の警察官が殉職した
              (渋谷暴動事件)
11月19日 - 沖縄協定基準に反対する第2波全国運動が日比谷公園で開催。その運動に参加
                していた過激派の学生が投じた火炎瓶が松本楼を直撃・全焼する事件が発生
11月20日 - 日活ロマンポルノの第1作『団地妻 昼下がりの情事』が公開

12月


12月3日 - 第三次印パ戦争。翌日インド、東パキスタンに侵攻
12月16日 - 東パキスタン内のパキスタン軍降伏。第三次印パ戦争、実質的に終わる
12月21日 - 首都高速3号渋谷線渋谷 - 東名東京ICが開通し、首都高速道路と東名高速道路
                が接続。同時に首都高速3号渋谷線と東名高速道路が全線開通
12月23日 - 大映が倒産
12月23日 - 吉展ちゃん誘拐殺人事件の犯人小原保の死刑が執行される

横プーが高校1年目の1971年も、世界、国内の情勢は混とんとしており、渋谷、新宿、日比谷では、いつ「体制反対蜂起」が勃発してもおかしくなかった。
そんな中、横プーは新宿のサブマリンや渋谷のBYGに出入りを始め、本格的にRockMusicに傾注していくとともに、阿佐田哲也の「麻雀放浪記」に影響を受け雀荘に入り浸り始めた。
高度成長とその歪が混じりあっていた不思議な時代・・・良い悪いではなく、そのころの若者は深く物事を考えている者が多かったことは確かだった。


■1971年の流行歌(横プー好みにハイライト)

吉田拓郎「今日までそして明日から」
尾崎紀世彦「また逢う日まで」「さよならをもう一度」
小柳ルミ子「わたしの城下町」「お祭りの夜」作詞:安井かずみ 後に下記加藤和彦
                     の2番目の妻に・・「安井かずみのいた時
                     代」横プーブログ参照
加藤和彦と北山修「あの素晴しい愛をもう一度」
堺正章「さらば恋人」「涙から明日へ」
南沙織「17才」「潮風のメロディ」
欧陽菲菲「雨の御堂筋」「雨のエアポート」
鶴田浩二「傷だらけの人生」「男」
五木ひろし「よこはま・たそがれ」「長崎から船に乗って」
加藤登紀子「知床旅情」「琵琶湖周航の歌」
森進一「おふくろさん」
いしだあゆみ「砂漠のような東京で」「おもいでの長崎」
渚ゆう子「京都慕情」「さいはて慕情」「雨の日のブルース」
平山三紀「真夏の出来事」
はしだのりひことクライマックス「花嫁」「ふたりだけの旅」
上條恒彦と六文銭「出発の歌」
井上順之「昨日・今日・明日」「お世話になりました」
あおい輝彦「二人の世界」
ジローズ「戦争を知らない子供たち」
南有二とフルセイルズ「おんな占い」
朝丘雪路「雨がやんだら」
石川セリ「八月の濡れた砂」
シモンズ「恋人もいないのに」
湯原昌幸「雨のバラード」
美川憲一「おんなの朝」
チェリッシュ「なのにあなたは京都へゆくの」
白川奈美「遠くはなれて子守唄」
にしきのあきら「空に太陽がある限り」
仲雅美「ポーリュシカ・ポーレ」
天地真理「水色の恋」
野口五郎「青いリンゴ」
小林旭「ついて来るかい」
和田アキ子「天使になれない」
布施明「愛の終りに」「冬の停車場」
西田佐知子「女の意地」
北原ミレイ「ざんげの値打ちもない」
ダーク・ダックス「花のメルヘン」
大木英夫・二宮善子「あなたまかせの夜だから」
チェイス「黒い炎」
サンタナ「ブラック・マジック・ウーマン」
ビー・ジーズ「小さな恋のメロディ」
ヘドバとダビデ「ナオミの夢」
ジョン・レノン「イマジン」
アンディ・ウィリアムス「ある愛の詩」
レッド・ツェッペリン「移民の歌」
ポール・マッカートニー「アナザー・デイ」
ジョージ・ハリスン「マイ・スウィート・ロード」「美しき人生」
アダモ「雪が降る」
レイダース「嘆きのインディアン」
フランシス・レイ「ある愛の詩」
シルヴィ・ヴァルタン「あなたのとりこ




*.石川セリは現在も井上陽水の妻であり、1971年にはスリムだった!!

そして、本格的に勉強しなくなった横プーの青春は続いていく。
それでは、また横プーでした。






2017年4月15日土曜日

1970年


こんにちは、横プーです。今回から不定期ですが、私と時代と音楽の関連について触れていきたいと思います。第一回は横プーが中学3年だった、1970年です。

▶主な出来事
▶1970年の流行歌

■主な出来事

1月


1月1日 - 早川電機工業がシャープに社名変更
1月14日 - 第3次佐藤内閣発足

2月


2月12日 - ソニー、10万円を切る電卓発表

3月

3月1日 - アメリカ軍、嘉手納基地を新たな輸送戦略基地に決定
3月14日 - 日本万国博覧会(大阪万博)開幕( - 9月13日)
3月31日 - 日本航空機よど号ハイジャック事件発生


4月

4月1日 - 大阪音楽エフエム放送(現エフエム大阪)開局
4月10日 - ビートルズ解散
4月26日 - FM東京が本放送開始(FM東海から継承)。「JET STREAM」(FM東海から継
     続、現在も放送中)などが放送開始

5月


5月4日 - ケント州立大学銃撃事件が発生。集会の参加者に州兵が発砲し、4人の死亡者と9
    人の重軽傷者を出した
5月12日 - 瀬戸内シージャック事件が発生


6月


6月1日 - 福岡エフエム音楽放送(現エフエム福岡)開局
6月23日 - 日米安全保障条約自動延長。全国で安保反対統一行動が行われ、77万人が参加


7月


7月1日 - 丹頂が男性化粧品「マンダム」を発売。チャールズ・ブロンソンが出演するCM
            で一世を風靡する。翌年には社名を「マンダム」に変更
7月14日 - 日本政府が閣議で日本の呼称を「ニッポン」に統一することを決める

8月


8月2日 - 東京都内ではじめての歩行者天国が銀座、新宿、池袋、浅草で実施
8月19日 - 全日空アカシア便ハイジャック事件が発生
8月26日 - 植村直己が北米大陸最高峰マッキンリー山に単独初登頂。世界初の五大陸最高
              峰登頂者となる

9月



9月13日 - 日本万国博覧会(大阪万博)閉幕。延べ入場者数約6421万人
9月17日 - ソニー、ニューヨーク証券取引所に日本株として初の上場(ADR)
9月18日 - ジミ・ヘンドリックス、ギタリスト死去

9月22日 - 米上院で大気汚染防止法案(マスキー法)が可決される


10月


10月1日 - 日本国有鉄道(国鉄)が「ディスカバー・ジャパン」キャンペーンを開始
10月4日 - ジャニス・ジョプリン死去

10月22日 - 巨人、中日に勝ちセ・リーグ6連覇(V6)達成。同時にセ・リーグの連覇記録
                更新(1973年にV9達成


11月


11月21日 - ケンタッキー・フライドチキンの日本第1号店が愛知県名古屋市に開店

11月25日 - 三島由紀夫、市ヶ谷の自衛隊東部方面総監部にて割腹自決(三島

      事件)


12月

12月1日 - トヨタ自動車が「カリーナ」/「セリカ」を発売(同日「ライトエース」も発売
12月3日 - 中国・新華社通信が「尖閣諸島は中国領」と報道
12月18日 - 東京都板橋区で京浜安保共闘のメンバー3人が交番を襲撃(上赤塚交番襲撃事
                件
12月25日 - 北海道・三井砂川炭鉱でガス爆発、死者・行方不明19人

振り返ってみると、社会全体も揺れ動いていた年だったことが、赤軍派の「よど号ハイジャック事件」に見て取れ、一方「大阪万博」で月の石が公開され、多くの入場者を集めたりと一元的な見方はとても出来なかった年だったと思う。
中でも、11/25の「三島事件」は個人的体験としてもよく覚えている。
その日は、中学の期末試験で午前中のみで帰宅した。何となくTVをつけるとVかLIVEか分からないが三島の自衛隊市谷駐屯地での演説が流れていた。バルコニーから演説する三島に対捨て自衛隊員からは野次の応酬であった。
その後、三島は総監の目の前で割腹した。

横プーは夕方になっても、不思議な興奮が収まらず、同じ馬込に本宅があった三島邸へ自転車で向かった。
マスコミの照明で真昼のような明るさの中、多くの人が詰め掛けていた。その中に明確に覚えているのは、女優の村松英子の綺麗な顔であった。


社会情勢はどうあれ、歌謡曲の黄金時代であった。
横プーは「夜のヒットスタジオ」に奥村チヨといしだあゆみが同時に出演した時など、期待に溢れていた→興奮していた
下記にハイライトしたのが、横プーのお気に入りである!!

■1970年の流行歌

菅原洋一「今日でお別れ」
皆川おさむ「黒ネコのタンゴ」
藤圭子「圭子の夢は夜ひらく」「女のブルース」「命預けます」
ザ・ドリフターズ「ドリフのズントコ節」「ドリフのほんとにほんとにご苦労さん」「誰かさんと誰かさん」
森進一「望郷」「波止場女のブルース」「恋ひとすじ」「銀座の女」
内山田洋とクール・ファイブ「噂の女」「逢わずに愛して」「愛の旅路を」「愛のいたずら」
由紀さおり「手紙」
青江三奈「昭和おんなブルース」「国際線待合室」
奥村チヨ「くやしいけれど幸せよ」「嘘でもいいから」

ベッツィ&クリス「白い色は恋人の色」「夏よおまえは」「花のように」
森山加代子「白い蝶のサンバ」
ちあきなおみ「四つのお願い」「X+Y=LOVE」「朝がくるまえに」
いしだあゆみ「あなたならどうする」「喧嘩のあとでくちづけを」「何があなたをそうさせた」
渚ゆう子「京都の恋」
森山良子「恋人」
黛ジュン「自由の女神」「時は流れる」「土曜の夜何かが起きる」
ヒデとロザンナ「愛は傷つきやすく」「ふたりの関係」
トワ・エ・モワ「空よ」「誰もいない海」
弘田三枝子「ロダンの肖像」「私が死んだら」
岸洋子「希望」
日吉ミミ「男と女のお話」
左卜全とひまわりキティーズ「老人と子供のポルカ」
和田アキ子「笑って許して」
安倍律子「愛のきずな」
西郷輝彦「真夏のあらし」
長谷川きよし「別れのサンバ」
辺見マリ「経験」「私生活」
ソルティー・シュガー「走れコウタロー」
にしきのあきら「もう恋なのか」
野村真樹「一度だけなら」
水前寺清子「大勝負」
伊東ゆかり「裸足の恋」
月亭可朝「嘆きのボイン」
布施明「愛は不死鳥」「そっとおやすみ」
サイモン&ガーファンクル「コンドルは飛んで行く」「明日に架ける橋」
BJトーマス「雨にぬれても」
ジェリー・ウォレス「男の世界」
ビートルズ「Let it be」「カム・トゥゲザー」
ホセ・フェリシアーノ「雨のささやき」
シルヴィ・ヴァルタン「悲しみの兵士」
ショッキング・ブルー「ヴィーナス」
フランシス・レイ・オーケストラ「雨の訪問者

R&B,Rockに関しては、別途掲載いたします。

それでは、横プーでした。












2017年4月8日土曜日

Grand Funk Railroad, 嵐の中の後楽園球場

こんにちは、横プーです。ここのところ、私の若き日のLIVE体験が続いていることもあって、今回はGrand Funk Railroadの来日公演を振り返ります。

▶来日前の人気
▶来日公演時のメンバー
▶オープニングアクト、天候の急変
▶セットリスト
▶当日の演奏:Heart Breaker
▶当時のLIVE動画

■来日前の人気
1969年にアルバム「ON TIME」(邦題:グランド・ファンク・レイルロード登場)でデビュー。その年から、ZEPの前座としてアクトしたところ、大音量と凄まじい歌と演奏力でアンコールがやまず、ZEPをくったバンドとして一躍、名をはせる。
横プーとしては、過去のカバー曲であろうが、下記の怒涛のようなレコード発売ラッシュとラジオでの煽りが大きく影響、功を奏したと思う。
1969年:「On Time」、「Grand Funk」   
1970年:「Live Album」、「Closer to                Home」
1971年:「Survival」

日本のラジオでも福田一郎や中村とうようが「とにかく世界一デカい音を出すバンド」として「Live Album」から曲を紹介して、ある意味興奮せざるを得ないのが来日前の状況であった。

■来日公演時(1971年7月17日)のメンバー
Mark Farner:Guitars, Lead Vocals
Mel Schacher:Bass Guitar
Don Brewer:Drums, Lead Vocals

■オープニングアクト
モップス、麻生レミ、マッシュマッカーン
麻生レミはジャニスジョプリンの曲を歌い、カナダからのマッシュマッカーンはスマッシュヒットとなっていた(一発屋)「霧の中の二人」の演奏が終わる直前に、球場内に突風が吹き「Grand Funk Railroad」の看板が吹き飛ばされた。
その後(午後8時ごろ)、突如として雷鳴が響き強い雨が降り出した。
それから、横プーと友人含め、観客はずぶぬれになりながら本来の終演予定の9:30くらいまで待ち続けた。
日本放送の糸居五郎のアナウンスとマネージャーの声が響き、上半身裸のマークファーマーを含めた3人が一塁ダッグアウトより走り出てきた。
そして、稲妻がとどろく中で「Are You Ready」の演奏が大音量で始まった。

■セットリスト
-アー・ユー・レディ
-パラノイド
-イン・ニード
-ハートブレイカー
-マーク・セズ・オーライト
-T・N・U・C
-孤独の叫び




■当日の演奏:Heart Breaker


■当時のLIVE動画


パトカーのサイレンが鳴り響く中、興奮を保ちながらずぶぬれで家路についた横プーでした。それでは、また・・・

2017年4月6日木曜日

The Clash

こんにちは、横プーです。今回は、パンクだけでは括れないThe Clashを取り上げます。

▶結成、メンバー、特徴
▶ディスコグラフィー
▶来日時の思い出
▶動画:東京公演
▶The Magnificent Seven



■結成、メンバー、特徴

1976年、翌1977年CBSレコードと契約し、「白い暴動」を発表。
ジョー・ストラマー – ボーカル、リズム・ギター
ミック・ジョーンズ – リード・ギター、ボーカル
ポール・シムノン – ベース
テリー・チャイムズ – ドラムス
1976年ピストルズのステージから影響を受け、当初はミック・ジョーンズがパンクを志向し、イギリスにおいては、1stアルバム『白い暴動』から非常に高い人気(UKチャート2位)を獲得する。
その後、クラッシュは音楽性の幅を広げ、他のパンクバンドとは一線を画した作品をリリースすることになる。徐々にレゲエやダブ、ゴスペル、フォーク、R&B、ロカビリー、ジャズ、スカ、カリプソといった様々な音楽的要素を取り入れ、ついに3作目『ロンドン・コーリング』では独自の個性を確立、シーンに大きな影響を与えた。
4thには3枚組の意欲作『サンディニスタ!』を発表。本国だけではなくアメリカでも次代を担うバンドの一つとしての評価を確立する。

■ディコグラフィー


白い暴動

1. ジェニー・ジョーンズ
 2. リモート・コントロール
 3. 反アメリカ
 4. 白い暴動
 5. 憎悪・戦争
 6. ワッツ・マイ・ネイム
 7. 否定
 8. ロンドンは燃えている!
 9. 出世のチャンス
 10. ぺテン
 11. 反逆ブルー
 12. ポリスとコソ泥
 13. 48時間
 14. ガレージランド

動乱

1. Safe European home
  2. English civil war
  3. Tommy gun
  4. Julie's been working for the drug squad
  5. Last gang in town
  6. Guns on the roof
  7. Drug stabbing time
  8. Stay free
  9. Cheapstakes
  10. All the young punks (new boots and contracts)



LONDON CALLING→アルバムジャケットが最高にカッコイイ!!!


1.ロンドン・コーリング 
2.新型キャディラック 
3.ジミー・ジャズ 
4.ヘイトフル 
5.しくじるなよ、ルーディ 
6.スペイン戦争 
7.ニューヨーク42番街 
8.ロスト・イン・ザ・スーパーマーケット 
9.クランプダウン 
10.ブリクストンの銃 
11.ロンゲム・ボヨ 
12.死か栄光か 
13.コカ・コーラ 
14.いかさまカード師
                                                              15.ラヴァーズ・ロック 
                                                              16.四人の騎士 
                                                              17.アイム・ノット・ダウン 
                                                              18.リヴォリューション・ロック 
                                                              19.トレイン・イン・べイン 

Sandinista


ディスク:1 

  1. The Magnificent Seven

  2. Hitsville U.K.

  3. Junco Partner

  4. Ivan Meets G.I. Joe

  5. The Leader

  6. Something About England

  7. Rebel Waltz

  8. Look Here
  9. The Crooked Beat
  10. Somebody Got Murdered
  11. One More Time
  12. One More Dub

ディスク:2                                                 
  1. Lose This Skin
  2. Charlie Don't Surf
  3. Mensforth Hill
  4. Junkie Slip
  5. Kingston Advice
  6. The Street Parade
  7. Version City
  8. Living In Fame
  9. Silicone On Sapphire
  10. Version Pardner
  11. Career Opportunities
  12. Shepherds Delight

ディスク:3 
  1. Lightning Strikes (Not Once But Twice)
  2. Up In Heaven (Not Only Here)
  3. Corner Soul
  4. Let's Go Crazy
  5. If Music Could Talk
  6. The Sound Of Sinners
  7. Police On My Back
  8. Midnight Log
  9. The Equaliser
  10. The Call Up
  11. Washington Bullets
  12. Broadway

COMBAT ROCK

1. 権利主張
 2. カー・ジャミング
 3. ステイ・オア・ゴー
 4. ロック・ザ・カスバ
 5. レッド・エンジェル・ドラグネット
 6. ストレイト・トゥ・ヘル
 7. オーヴァーパワード・バイ・ファンク
 8. アトム・タン
 9. シーン・フリン
 10. ゲットーの被告人
 11. イノキュレイテッド・シティ
 12. デス・イズ・ア・スター


LIVE CLASH


1. コンプリート・コントロール
 2. ロンドンは燃えている!
 3. ワッツ・マイ・ネーム
 4. クラッシュ・シティ・ロッカーズ
 5. 出世のチャンス
 6. ハマースミス宮殿の白人
 7. キャピタル・レディオ
 8. 死の街
 9. アイ・フォート・ザ・ロウ
 10. ロンドン・コーリング
 11. ハルマゲドン・タイム
 12. トレイン・イン・ベイン
 13. ブリクストンの銃
 14. 7人の偉人
                                                               15. 権利主張
                                                               16. ステイ・オア・ゴー
                                                               17. ストレイト・トゥ・ヘル

■来日時の思い出

当時、横プーは大阪に勤務しておりました関係で1982年1月25日のTHE CLASH公演は
大阪フェスティバルホールで経験しました。
ホールロビーからして、特攻服に身を包み鉢巻したロックコンサートでは、初めての異様な雰囲気でした。ほぼ、族の集会状態。
でも、一曲目のLondon Callingのギターが始まってからは若き日の横プーも公演終了までスタンディング!!素晴らしい内容でした。
週刊「フォーカス」の記事に、ジョーストラマーがアンプに片足乗せて歌っている写真が掲載され記事タイトルは、たしか「イギリスからやってきた悪ガキ達!!」
唯一の来日公演となった、この時は東京7回、大阪2回でした・・・行っといてよかった!!

■動画:東京公演


■The Magnificent Seven

様々な要素をぶち込み、音楽的にも価値の高い3作目のSandinistaの1曲目、日本題は「7人の偉人」
当時、この曲はディスコの定番で、Talking Headsのこれも名作Remain in Lightからの曲とともに良くかかっていた。
関西勤務であった若き横プーも、神戸北野の異人館倶楽部の中にあった洒落たディスコで体を震わせていたのであった。




それでは、また横プーでした。



2017年4月4日火曜日

EL&P 思い出の後楽園球場LIVE

■EMERSON,LAKE&PALMER 後楽園球場1972 今日は、横プーです。
今回は、横プーが高校2年の時、体験したEmerson,Lake&Palmer初来日公演です。
現存している音源はBootのみであり、映像もさすがにクリアなものはありません。
しかし、当日の天候含め若きプーには、感動、興奮をもたらせました。

▶開演日、会場
▶オープニングアクト
▶EL&P LIVE
▶メンバーの死(1998年ー現在)

■開演日、会場

1972年7月22日、後楽園球場(その後、東京ドームと姿を変える)
7月24日は甲子園球場でのLIVEだったが、観客がステージになだれ込み中止となった。
そのため、後楽園LIVEは絶頂期の若きスーパーグループの軌跡となった。
当時は客席はスタンドのみで、ステージはセカンドベースあたりに組み上げられていた。

■オープニングアクト

その時のFREEは、既に壊れかけておりポールコゾフもアンディーフレーザーが抜けており日本人の山内テツがベースを弾き、ラビットがキーボードとして参加し、ポールロジャースがギター弾きながらのボーカルで、正直緊張感に欠けるアクトだったと記憶している。

■EL&P LIVE

FREEのプレイ後、約1時間雨の中を待たされ(TV 東京生放送の時間合わせのため)、観客のボルテージが最高潮に高まった中、演奏は「HOEDOWN」からスタートした。
内容は、誇張ではなく凄まじいものだった。Emersonはミニムーグを持って上半身裸で走り回り、キーボードに日本刀をぶっさす演出、Lakeは姿も瘦せていて甘いボーカルでCRIMSONの一節も歌っていた。Palmerは大車輪でドラムを叩き、ジャンもぶっ叩いていた。何よりも感心したのは、あれだけ3人が激しいアクトとインプロを行いながら楽曲の破たんが無かったことである。
1.ホウダウン
2.タルカス~アクアタルカス
3.石を取れ~ラッキーマン~ピアノ・インプロヴィゼイション
4.展覧会の絵~キエフの大門
5.トッカータ
6.ロンド
*.残念ながらBootです!!





興奮冷めやらぬまま、大森の家に帰ると、何とありがたいことにTV東京で深夜に当日LIVEを再放送しており、一夜に二度興奮を味わってしまった。



■メンバーの死(1998年ー現在)

2002年
2002年、レイクがリンゴ・スター主催のバンドのメンバーとしてアメリカ・ツアーに参加している。同年、エマーソンはザ・ナイスの復活ツアーや、キース・エマーソン・バンドとしてのツアーを敢行している。また、エマーソンは2004年公開の『ゴジラ FINAL WARS』の音楽を担当している。パーマーはオリジナル・メンバーで再結成したエイジアに参加し、ワールド・ツアーを行った。
2016年
2016年3月、キース・エマーソンが他界。同僚のグレッグ・レイクやカール・パーマーは「彼は先駆者にして革新者であり、彼が作った音楽は永遠に生き続ける」と、追悼の念を述べている[13]。
そして同年12月、癌による闘病の末、グレッグ・レイクも他界する。残されたカール・パーマーは、同年に2人もメンバーを亡くした事実に落胆した。
[ウィキペディア参照]

それにしても、70年代にEMERSONは「楽器の基本はあくまでピアノだ」と述べ、激しいステージアクトのために毎日2,000mプールで泳いでいた硬派なミュージシャンだった。

横プーもミュージシャンが次々他界する中で、今一つ現実感を持てないでいる。
それでは、また、横プーでした。