2017年5月25日木曜日

クラシック音楽への転げ方(横プーVer)

大変ご無沙汰しております、横プーです。前回、大ベストセラー「蜜蜂と遠雷」に関して記した後、横プーは果たしてどのようにクラッシク音楽と対峙していたか?
実に単純な転げ落ち方をしておりました。

▶読んだ、視た!!

▶売ったそばからまた買った



■読んだ、視た!!

取りあえず、クラシック音楽に過去よりも深く対峙するために、本を読みました。

・西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)


若干アカデミックであるが、18世紀後半から20世紀前半にいたる「クラシック音楽」と呼ばれるものの前史にての中世、ルネッサンス、バロックで何が用意されたか、また今日までのクラシックの変質の過程を俯瞰展望している。
一応読んでみた。
個人的には、
第5章 ロマン派音楽の偉大さと矛盾
第6章 爛熟と崩壊-世紀転換期から第一次世界大戦へ
第7章 20世紀に何が起きたのか
上記、最後の3章がまだ、肌感覚として近かった。
横プー的に言うと、ハンニバルレクターの宗教認識と音楽演奏に対する絶対的厳密さの根底が理解の一助となった。


・辻井伸行 奇跡の音色―恩師との12年間 (文春文庫) 文庫 – 神原 一光 (著)


生まれた時から目の見えない子に、どうやってピアノを教えたらいいのか―
現在では、2018年のサントリーホールで予定されているコンサートチケットも入手困難なほどメジャーとなった辻井伸行氏が6歳の時、辻井の才能に惚れ込んだ川上昌裕氏(ピアニスト、音楽家)が12年間に渡って指導した履歴を中心にNHKディレクターであった神原氏が密度濃く取材した内容がまとめられている。川上氏の膨大な譜読みテープの作成、常識を覆す「心が喜ぶ」レッスンを経て、世界的コンクールで日本人初優勝を成し遂げる師弟の記録が感動的に描かれていた。
川上氏自身のショパンコンクールでの落選が、ベースとしてさっぱりと描かれていたのも好感が持てた。


・ボクたちクラシックつながり―ピアニストが読む音楽マンガ (文春新書) 新書 –青柳 いづみこ (著)

著者はピアニストであり、ドビュッシー研究家であり文筆家である。本書は「のだめカンタービレ」中心に音楽マンガで取り上げられているクラッシックの曲の数々とその適正度、現実性などを意固地になり過ぎず優しい音楽家の目線で解釈した読みやすい本である。
この本をきっかけに、横プーは次々と映像媒体に触れ、ハマっていくことになる。
のだめの他には、
・神童
・森のピアノ 等の情景描写の解釈も多く述べられている。



触発されて、ドラマも映画もネフリで一気見してしまった。
フジも自社有料VODにも載せているが、もっと前にネフリに提供していて方針の欠如がみえる。

・「のだめカンタービレ」フジテレビにて2006年10月~12月、2008年1月特別編

野田 恵(のだ めぐみ):上野樹里
千秋 真一(ちあき しんいち):玉木宏

峰 龍太郎(みね りゅうたろう):瑛太
三木 清良(みき きよら):水川あさみ
奥山 真澄(おくやま ますみ):小出恵介



・フジテレビ得意の映画展開「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」「後編」
フランス、チェコ、スロバキア、オーストリアといった海外での撮影含め、結構お金を使っていた。2009年、2010年公開
野田 恵(のだ めぐみ):上野樹里
千秋 真一(ちあき しんいち):玉木宏

オケを率いてのセンターにピアノを置いた千明のバッハの弾き振りのシーンには横プーも感動してしまった!!



・「ピアノの森」
2007年にアニメーション映画化

主人公カイの声を上戸彩が担当した。








・「神童」

2007年4月公開のクラッシクを主題とした映画である。
監督
萩生田宏治
脚本
向井康介
原作さそうあきら
出演者
成海璃子
松山ケンイチ
貫地谷しほり

*.画像が粗くてすみません・・・



そして、以下のクラッシク関連の映像コンテンツを次々に視ていった横プーであった。
WOWOWで放送されたものを録画して視た。
改めてBS m-peg-2 24slotの画像は、動画配信より映像が落ち着いて圧倒的に美しいことを再認識した。
『戦場のピアニスト』(せんじょうのピアニスト、原題: The Pianist)は、第二次世界大戦におけるワルシャワを舞台としたフランス・ドイツ・ポーランド・イギリスの合作映画。2002年公開。






キャスト

新垣結衣:柏木ユリ 
木村文乃:松山ハルコ 
桐谷健太:塚本哲男 
恒松祐里:仲村ナズナ 
下田翔大:桑原サトル

新垣結衣の演技と長崎五島列島の海、街が美しく描かれた作品。
横プーも感動した!!




■売ったそばからまた買った


3年前くらいに、ディスクユニオンにCDを売却した。その後、部屋の足場もないくらいに
増えたCDを再度ディスクユニオンに買ってもらいました。Bootを除き740枚もあり、自分ながらに消費し続け日本経済に貢献したことを実感した。
そして、次の判りやすい行動として買いに走った横プーである。

Martha Argerich: Complete Recordings On Deutsche Gramophon Box set, Import
Martha Argerich (アーティスト) 形式: CD

現在、最も高い評価のアルゲリッチのBox
48枚セット






Mozart: The Piano Concertos CD, Box set, Import

モーツァルトのピアノコンチェルトのBox
10枚組

桃色だけでは無いことが判る
アマデウス!






別れの曲~ショパン名曲集 

ピアノ奏者ヴラディーミル・アシュケナージによる、ショパンの名曲集
1枚









Karajan, Beethoven: The Symphonies Box set, CD, Import

カラヤンによるベートーヴェン交響曲
6枚セット










パッヘルベルのカノン~バロック名曲集

バロックを聴かずして、その後は語れない・・
1枚









バルトーク:ピアノ作品集 Blu-spec CD

若き日の自信にあふれたハンガリーのコチシュが、自国の作曲家の作品に見せる鋭い感性が眩しいコチシュの名盤。









上記以外にも、ラベル、ドビュッシー、サティ、高橋悠治、内田光子等、基本的にピアノを中心に聴きまくる日々である。
夕方の家飲み時もハイレゾウォークマンをバランス接続で聴く横プーは、同居人が犬の散歩に出ているのでただ一人、エアーギターならぬエアーオケの前でエアータクトを振るようになってしまった。
しかし、高1の時聴いて感動したEmerson,Lake&Palmerの1stの一曲目がバルトークのアレグロ・バルバロ Sz.49 そのままだったことに、この歳して気が付いた。
でも、今まで多くのロック評論でも、そのような具体的な指摘は見たことが無い!。
改めて、プログレ好きは、原点を見つけたほうが良い。

とっ散らかった内容になりましたが、次回またお会いしましょう!!
横プーでした!!!